第32期碁聖戦5番勝負第1局
張 栩碁聖(27)に,横田 茂昭九段(38)が挑戦する第32期碁聖戦5番勝負第1局が今日(2007.07.02) 宮城県仙台市「仙台国際ホテル」にて打たれます。
横田九段は関西棋院所属の棋士で七大タイトルへの挑戦は初めてです。奇しくも第30期碁聖戦本戦1回戦で両者は対戦しており,その時は横田九段が勝利し 2回戦へと進出しました。
張 栩碁聖が防衛し碁聖位二連覇なるか,関西棋院所属の棋士である横田九段がタイトルを奪取できるか注目の対局です。
※ 河北新報社:第32期碁聖戦第1局
※ 日本棋院:幽玄の間(ネット対局中継)
※ 関西棋院:関棋ネット:LIVE中継(ネット対局中継)
五番勝負の日程は以下のとおりです。
日程 | 対局場所 | |
---|---|---|
第1局 | 7月2日(月) | 宮城県仙台市「仙台国際ホテル」(河北新報社主催) |
第2局 | 7月19日(木) | 熊本県熊本市「ホテル日航熊本」(熊本日日新聞社主催) |
第3局 | 8月9日(木) | 新潟県長岡市「ホテルニューオータニ長岡」(新潟日報社主催) |
第4局 | 8月23日(木) | 石川県野々市町「情報交流館カメリア」(北國新聞社主催) |
第5局 | 8月31日(金) | 東京「日本棋院」(新聞囲碁連盟主催) |
[追記]
第1局なので,にぎって横田挑戦者の先番と決まりました。
[さらに追記]
18時37分,279手完,張碁聖が白番1目半勝ちで先勝しました。第2局は 7月19日(木),熊本県熊本市「ホテル日航熊本」(熊本日日新聞社主催)にて打たれます。
[さらにさらに追記]
中継を見ていましたが,最初は横田挑戦者の方が良かったようですね。中継を観戦している方々も「黒良し」だったようでした。「うわ~駄目なのか~」とドキドキしながら見ていたら逆転しました。 \(^_^)/
張、終盤の逆転で先勝
(中略)
横田の勝利が確実とみられた最終盤、張栩が黒の緩着を冷静にとがめて逆転勝ちを収めた。序盤から着実に陣地を稼ぐ張に対し、横田は黒27、53と中央に放ち、中盤まで互いの棋風通りに展開した。
横田は、上辺白62のスベりに対し、黒71、73と白石の切断を図る。ここで張は、一線で渡ろうとした白82を「コウで分断される手段が残って苦しくした」と悔やんだ。
横田は、この手段を含みに手厚く打ち進め、地合いでもリード。プロ棋士が検討する控室でも、「白が投了するのでは」とみていた。
ところが、張栩は冷静に逆転を狙っていた。寄せに入った最終盤、中央の黒地を減らす白232のハネに、秒読みに追われた黒231のグズミが横田の敗因となった。横田はコウで分断を図ったが、コウ争いは張の18番。巧みにシノいで、黒をうっちゃった。
(後略)
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