第35期碁聖戦五番勝負 第1局
張 栩碁聖(30)に関西棋院の坂井 秀至七段(37)が挑戦する第35期碁聖戦挑戦手合い五番勝負第1局は,今日(2010.06.24)宮城県仙台市「茶寮宗園」にて打たれます。
坂井七段の七大タイトル戦挑戦は初めてです。 碁聖戦挑戦は関西棋院勢として 8回目で昨年の結城 聡九段に続き二年連続となりました。 七大タイトル戦では 1981年の第29期王座戦以来,関西棋院勢はタイトルから遠ざかっていますので,坂井七段が奪取出来るか期待がかかります。 挑戦を受ける張碁聖は今期を防衛すれば五連覇で名誉碁聖の称号資格が得られます。
七大タイトル戦 | タイトル保持者 | 挑戦者 | ||
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2010年 | 第35期碁聖戦 | 張 栩碁聖 | 坂井 秀至七段 | 坂井七段の七大タイトル戦挑戦は初めて。張碁聖は五連覇で名誉碁聖の称号資格を得る |
2009年 | 第34期碁聖戦 | 張 栩碁聖 | 結城 聡九段 | 張碁聖が三連勝で結城九段を下し四連覇 |
2007年 | 第55期王座戦 | 山下 敬吾王座 | 今村 俊也九段 | 山下王座が 3勝1敗で今村九段を下し二連覇 |
第32期碁聖戦 | 張 栩碁聖 | 横田 茂昭九段 | 張碁聖が三連勝で横田九段を下し二連覇 | |
2005年 | 第30期碁聖戦 | 依田 紀基碁聖 | 結城 聡九段 | 依田碁聖が三連勝で結城九段を下し三連覇 |
第29期棋聖戦 | 羽根 直樹棋聖 | 結城 聡九段 | 羽根棋聖が 4勝3敗で結城九段を下し二連覇 | |
2002年 | 第27期碁聖戦 | 小林 光一碁聖 | 結城 聡九段 | 小林碁聖が 3勝1敗で結城九段を下し二連覇 |
1998年 | 第23期碁聖戦 | 依田 紀基碁聖 | 苑田 勇一九段 | 依田碁聖が三連勝で苑田九段を下し三連覇 |
1997年 | 第22期碁聖戦 | 依田 紀基碁聖 | 結城 聡九段 | 依田碁聖が 3勝1敗で結城九段を下し二連覇 |
1988年 | 第14期天元戦 | 趙 治勲天元 | 苑田 勇一九段 | 趙天元が 3勝2敗で苑田九段を下し二連覇 |
1989年 | 第14期碁聖戦 | 小林 光一碁聖 | 今村 俊也八段 | 小林碁聖が 3勝1敗で今村八段を下し二連覇 |
1986年 | 第12期天元戦 | 小林 光一天元 | 苑田 勇一九段 | 小林天元が 3勝1敗で苑田九段を下し二連覇 |
1982年 | 第30期王座戦 | 橋本 昌二王座 | 加藤 正夫九段 | 立場を入れ替えて加藤九段が橋本王座に挑戦し二連勝(三番勝負)でタイトルを奪還 |
1981年 | 第29期王座戦 | 加藤 正夫王座 | 橋本 昌二九段 | 橋本九段が加藤王座に挑戦し 2勝1敗(三番勝負)でタイトルを奪取 |
第56期十段戦 | 大竹 英雄十段 | 橋本 昌二九段 | 大竹十段が三連勝で橋本九段を下し二連覇 | |
これより以前のタイトル戦は省略します。 |
- 河北新報:第35期碁聖戦五番勝負「第1局」
- 日本棋院:第35期碁聖戦挑戦手合五番勝負中継ページ
- 関西棋院
碁聖戦五番勝負の日程は以下のとおりです
日程 | 対局場所(主催新聞社) | |
---|---|---|
第1局 | 6月24日(木) | 宮城県仙台市「茶寮宗園」 (河北新報社) |
第2局 | 7月9日(金) | 石川県野々市町「文化会館フォルテ」 (北國新聞社) |
第3局 | 7月20日(火) | 新潟県長岡市「長岡グランドホテル」(新潟日報社) |
第4局 | 8月19日(木) | 大阪市中央区「関西棋院」(新聞囲碁連盟) |
第5局 | 8月27日(金) | 東京都千代田区「日本棋院」(新聞囲碁連盟) |
[追記]
第1局なので握って坂井挑戦者の先番と決まりました。
[さらに追記]
17時30分 196手完,張碁聖が白番中押し勝ちで先勝しました。
第2局は 7月9日(金)石川県野々市町「文化会館フォルテ」にて打たれます。
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